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いま明かされる七田式教育の脳科学的根拠!
医学博士 加藤俊徳先生医学博士 加藤俊徳先生

株式会社脳の学校代表取締役
生命科学理論学・脳機能生理学・脳画像・光脳計測の専門家。
小児科専門医。医学博士。米国ミネソタ大学放射線科MR研究センター研究員を経て医師として研究・臨床活動の傍ら、独自のMRI脳画像鑑定技術を生み出し、胎児から超高齢者まで人々の脳を1万人以上分析。
野中くん野中くんプロフィール

神奈川県の教室に年中から小学6年生まで通い、現在は中学1年生。2010年1月にTBS系列「脳科学×超能力」でトランプ52枚を5分で記憶する様子が放送された。その記憶力から、中学に入って初めての中間試験でも殆ど試験勉強はせずに、学年トップの成績に。また、小さいころから取り組んでいるアメフトでも優秀選手に選ばれる。さらには、中学から始めた陸上の1500mでも、入学早々1年生から選手で活躍、大会記録も残す。

加藤先生がお話される『未来を創っていける脳力 未来教育』の鍵になるのは、五感の感性を活かした『右脳』のイメージや直感力、そして創造力です。学習能力だけでなく、スポーツや芸術への感性、そして新しいものを生みだす創造力を子どもたちに身につけさせてあげたいものです。
今回は、今年の1月にテレビ放送された「脳科学×超能力」で、トランプ52枚を5分で記憶するという驚異的な記憶力をみせてくれた、野中くん(当時小6)の脳をMRIで撮影!脳科学の観点から、加藤先生に分析してもらいました。そこで見えてきた七田っ子ならではの特徴とは?脳科学者をも驚かせた脳の発育状態を、加藤先生、野中くんと野中くんのお母さまをお迎えして対談形式でお届けします。

脳のMRI画像を見ただけで利き手や利き足までわかる!MRI脳画像鑑定
加藤先生: 脳のMRI画像を見ると、利き手までわかるんですよ。野中くんのMRIを見ると、野中くんは右利きで、食べる時にどちら側で噛むか、というものもわかります。ジャンプをするときも右足で蹴ってる?脚力も右と左でも差がありますね。
という加藤先生の驚くべき指摘から、今回の対談が始まりました。
加藤先生: どんな音楽をよく聴きますか?歌詞の入らない音楽、クラシックとかはあんまり好きじゃないかな?
集中するときに周りがガサガサすると、気になるでしょ?
野中くん: なります。
加藤先生: 野中くんはクラッシックや楽器音だけというのはあまり得意じゃないし、好きじゃないよね。
そんなことも脳の発育具合でわかりますよ。
図1 MRI脳画像(水平断像) 野中くんのMRI脳画像をじっくり見てみると、視覚記憶や文字記憶が得意な様子が手に取るようにわかります。特に、勉強だけでなく物事をしっかり学べる脳の素地が出来ています。上図の矢印に示した左脳の後頭葉の脳番地がよく成長しています。漢字、文章が見ただけでしっかり脳に取り込まれる素地があることがわかります。特に、動態視と言われる「動くものを見る」という脳番地がよく刺激されて育っています。
一同: (驚き )
加藤先生: スポーツは陸上とアメフトをやってるんだよね?
野中くん: はい、そうです。
加藤先生: アメフトの時にボールを追うのではなく、全体のフォーメーションを見ることもできる。12歳なのに、左の後頭葉がすごく発達している。すごく高い認知力ですね。それは七田式教育を長くやっていたからかなぁ。アメフトのフォーメーションは目で見るというより、頭の中で配置していますね。野中くんの空間認識能力は抜群にすごい!
お母さま: 試合のとき、ディフェンスをすり抜けていくのが得意みたいで、相手チームの監督からもよく誉められてるよね。
野中くん: なんとなく、みんながどう動くかがわかるんです。
加藤先生: 加藤先生:野中くんはパッと見ると、頭の中で全体のフォーメーションが計算できてしまうからじゃないかな。今後、さらに活躍するためには、相手の表情など細かいところまで観察していくといいと思いますよ。
右脳と左脳のバランスは「7対3」!
加藤先生: 野中くんは、さすがに右の脳がすごく発達しています。特に右の前頭葉が発達していますね。後頭葉は情報を入力する場所なのですが、その後頭葉は左脳優位(図1)なのに対し、入力した情報を操作する前頭葉は右の脳を使っていますね(図2)。右の前頭葉を使うのが抜群に上手だね!右と左の前頭葉のバランスがどれぐらいかと言うと、7:3ぐらいですね。
図2 MRI脳画像(水平断像) 野中くんは、情報を入力するための脳番地は、右脳よりも左脳優位であったのに対して、思考力、情報操作能力は、左脳よりも右脳優位です。上図の矢印に示した脳の前頭葉の右側の脳番地がよく成長しています。つまり、情報を操作したり、考えたりする際には、右前頭葉をよく使いこなしていることがわかります。現在、12歳である点を考慮すると、右脳も左脳もよく使って、脳の発育盛りであることがわかります。

野中くん: 先生が今までみてきた人たちと比べて、僕って珍しいのですか(笑)?
加藤先生: もちろん野中くんも両方の脳を使っているんだけど、その中でも右の脳を使うのが抜群に上手ですね。フラッシュカードをすぐ記憶できたりなど、あれだけの高いレベルの記憶は真似しようとしても、普通すぐにはできないですね。脳の深部まで使っているのがMRI画像を見るとよくわかります。他に、図形操作や画像操作もすごく得意だと思います。頭の中で映像がパッパッパッて動く感じですね。大切なのは、七田で作ってきたこの脳(能力)を何に、どう活かすか。脳の動かし方はできているので、どういう中身(スポーツや勉強など)を入れて動かすのかが大切ですね。これだけ右側が発達していると、【スケッチパッドファンクション】と言って、物を見たら、しばらく覚えていられる能力が高いでしょうね。映画を観たらほとんど忘れないでしょ?
野中くん: はい!ずっと覚えています。
加藤先生: 映像記憶がすごく得意なんだよね!言語記憶も全部映像でやってしまっているくらい。漢字も得意でしょ?
野中くん: はい。小学生のころから漢字は結構得意でした。
加藤先生: 漢字は、すごく難しいものでもパッと覚えちゃうんじゃないかな?これからは漢字や単純な学校の成績にこだわらずに、もっと高度な課題・理想に向かっていくといいと思いますよ。もちろん漢字や学校の勉強も大切だけどね(笑)。少なくとも今の日本の公教育では、野中くんのようなバランスに脳は成長してこない。左の後頭葉の認知力がないと、まず成績はあがりませんね。すごい脳だなぁ…。どうしてこういう脳になったんでしょうねぇ。やはり七田式教育のおかげかなぁ(笑)。
お母さま: レッスンが好きで、その間、集中しているからですかねぇ。
加藤先生: 見かけ上の集中力は誰でも持っているのですが、短期間ではこういう回路まではできませんね。例えば、一夜漬けの能力ではなく、野中くんの場合は回路として定着しています。この回路はなかなか衰えないと思いますよ。
お母さま: 七田式教育で、毎週のレッスンの中で集中して回路をつくり上げていくとこうなるのでしょうか?
加藤先生: つくり上げただけではだめで、普段の生活の中でも導入できていないと、こうはならないのじゃないかな。
お母さま: 七田のレッスンと、家でもいろいろな取り組みをしていたからですね。

図3 MRI脳画像(冠状断像) 図3のMRIは、海馬と大脳基底核を通過する脳の断面です。野中くんが、左脳よりも右脳の海馬と大脳基底核をよく使っていることもわかりました。このように、勉強や学習は、一夜漬けで成績を向上させるだけでなく、しっかりと脳を成長させることで能力として備わります。野中くんの学習態度が、脳番地の成長によって裏付けらていることが確認できました。
加藤先生: 野中くんは、映像の処理能力ではなく、覚えてしまうのでしょうね。覚える回路まで脳がつながっています。文章は、映像に比べると成績的には落ちるかもしれないですが、その文章も、右脳を使って映像として覚えるのでしょうね。それで学校の勉強も、できてしまうんですね。ビックリですね。表面の大脳皮質だけではなく、右の基底核や海馬など、深いところまで使えています。(図3) 間違いなく映像記憶が強い脳ですね。でも、ずっと使い続けていないと野中くんのようにはならない。定着率がすごく高いですね。
お母さま: 年中のころから七田式教育を始めて、小学6年生までやり続けましたから。
野中くん: でも今は卒業して、レッスンがなくなったので、これから左脳の方に移行していくんですか?
加藤先生: 移行していきますね。でも、このレベルまで来たら、まず落ちないんじゃないかな。普段の生活から右脳を使いこなせているから、個別のレッスンのような時間がなくても、まず脳力は落ちないでしょう。確かに、右脳教育という意味合いでは、本当に脳の右側が強くなるという結果が野中くんにはあるし、しっかり定着していますね。
脳を育てるだけでなく「志」を磨いてほしい
脳番地診断による発達検査
先生の説明を熱心に聴く野中くん

▲1500m走を快走する野中くん。(赤いユニフォーム)
加藤先生: 今回の検査で、MRI画像とは別に、野中くんにやってもらった発達検査があります。その資料も見ながら、話をしていきましょう。今回はWISCーV(※1)とSRI脳番地診断(※2)を使っています。WISCーVでは100を平均として、IQを出しています。野中くんの場合、すべて100を超えていて、特に情報を正確に読み取ったり、記憶をすることは大変得意だということがよくわかります。
もうひとつの脳番地診断なのですが…
平均脳番地力が73・4%!実行系(左)は98・3% 
野中くん: それはどういうことなんですか?
加藤先生: 平均脳番地力は普通は60程度です。平均脳番地力が73・4%もあるということは、普段からしっかり脳が使えている、よく脳が育っているということ。自分でも脳を使っている感覚があるんじゃないかな?特徴的なのは、やはり記憶力が高いということ。実行力も高いですね。実行系(左)というのは、右半身を使った動作のことで、野中くんは非常に得意。でも運動系(右)は苦手。これは左半身の運動能力を支える脳番地なんですね。左手、左足の力が弱かったり、運動の正確性が低いようだけど右利き意識が強いのかな。
野中くん: 陸上で足を痛めたのも左足です。
加藤先生: こういった、18個ある脳番地をグラフにまとめたのが(図4)です。青いエリアが左脳のスコア、赤いところが右脳のスコアです。普通の現代人で行うと、(レーダーチャートは)これほど丸くならないですね。左が張り出て、右が減ったような形になるのが一般的です。(図5)さらに18個の脳番地を8個に分類したのが右ページ下の(図6)です。これらを総合的に分類すると、学習能力はものすごく高いですね。特に、右脳を使った学習能力はすばらしいと思います。良い具合に、七田式教育の根幹がハマったんですね。短期間のレッスンだけではここまでにはならないです。ここまで脳を育てるには、ずっと使い続けないといけませんから。
図4 野中くんのレーダーチャート 右脳、左脳をバランスよく使っていることがわかる。 図5 一般の方のレーダーチャート 右脳を使った情報収集や情報伝達をすることが少ない現代人特有のストレス脳タイプ。 図6 円に近づくほど、その脳番地がよく育っている。

夢は獣医
野中くん: 将来は獣医になりたいんです。夢を叶えるには、今後どうしていったらいいですか?
加藤先生: 面白いね!野中くんなら動物としゃべれる獣医になれるんじゃないの(笑) 野中くんは、記憶をしたり、学ぶことが得意だから、どんどん新しいことにチャレンジしていくといいですよ。そして、物事の意味や理由付けを深く考えること、現場の状況をしっかり注意して見ること。その場その場で、アイデアや頓智を働かせたり、工夫をすること。そうすると、「局面打開力」が身についてきます。自分で何かを創りあげる、独創的なチャレンジを心がけるといいですよ。そういった脳の使い方ができるはずですから。
野中くん: ありがとうございます。
左:野中くん 中:野中くんのお母さま 右:加藤先生
加藤先生: そして、脳を育てるだけではなく「志」を磨いてください。高い道徳心、高度な社会倫理観を身につけてほしいですね。そのために、人としてどう生きていくべきか、人間学を学んでいくと育てた脳番地をさらに高度に使いこなせるようになります。ぜひ、高度な人間学を身につけた獣医になってくださいね。もちろん、めざす目標が変わったとしても、人として優れた道を歩んでいけると思いますから。
野中くん: はい!ありがとうございます。
加藤先生: 野中くんのこれからの人生、興味あるなぁ。脳がどう変わっていくのかが非常に興味深いです。まず、(学習能力は)衰えないでしょうね。また、脳をみせてくださいね。今日はありがとうございました。
一同: ありがとうございました。


※1 【WISC-V】病院などでも使う、世界で最も汎用されている知能検査。IQ、認知能力をはかるもの。認知能力とは、何度も繰り返してできるようになった学習能力ではなく、初めてやった課題、場面でどれだけできるかをみる。 ※2 【SRI脳番地診断】90個の設問で、180項目をチェック(1つの質問に対して2つチェック)していく、問診による脳番地検査。 両検査のお問い合わせは

株式会社脳の学校
03-3440-0248 まで。
http://www.nonogakko.com/

対談を終えて
「健全」。この言葉を加藤先生は、対談の中で頻繁に使われていました。
近年、日本社会がおかしくなってきているのも、日本の教育が健全でない脳を作ったためなのかも知れないと。
野中くん(の脳)は実に「健全だ」と何度もおっしゃっておられました。私たち大人は、子どもたちの豊かな未来のために、輝く未来を築いていける脳を創らねばなりません。そして七田らしい未来教育を、楽しく取り組んでいきましょう!


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